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『通貨燃ゆ」を読んで
YouTubeでこの本のことが紹介されて読みたくなってAmazonで探してみると絶版でした。中古を探すと7万円もするんです。
たまらず図書館で借りることにしました。
終戦直前のブレトンウッズ体制の始まりから、ニクソンショックによる日本の360円固定制時代の終焉、戦時中に英米で中国に通貨の支援をしたことや、日米開戦直後にアメリカは既にIMFや世界銀行の開設の話を始めた。ということはこの戦争の終焉を既に考えていたこと。
ユーロの登場と基軸通貨への試みと失敗。
アジアの基軸通貨への円のはかない夢。そして2003年の時点でのドルの将来を予想する根拠など、あっという間に読んでしまいました。
著者の谷口氏は安倍総理大臣の英語スピーチライターをやっていると言うこと。アメリカ議会でのスピーチ後の大拍手を覚えていますが、それも著者のおかげか。